CATS



先日、英会話のCary先生から次週の課題曲のメールが来た。

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Daylight
See the dew on the sunflower
And the rose that is fading
Roses wither away
Like the sunflower
I yearn to turn my face to the dawn
I am waiting for the day

Memory
Turn your face to the moonlight
Let your memory lead you
Open up, enter in
If you find there
The meaning of what happiness is
Then a new life will begin

Memory
All alone in the moonlight
I can smile at the old days
I was beautiful then
I remember
A time I knew what happiness was
Let the memory live again

Burnt out ends of smoky days
The stale, cold smell of morning
The streetlamp dies in the cold air
Another night is over
Another day is dawning

Daylight
I must wait for the sunrise
I must think of a new life
And I mustn't give in
When the dawn comes
Tonight will be a memory too
And a new day will begin

Sunlight through the trees in summer
Endless masquerading
Like a flower as the dawn is breaking
The memory is fading

Touch me
It's so easy to leave me
All alone with the memory
Of my days in the sun
If you touch me
You'll understand what happiness is
Look, a new day has begun
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め〜もり〜 つきあかり〜 なんちゃ〜ら〜♪




げげっ。CATSだげげっ


ちゃんとは知らないが、勿論この曲は私でも知ってた。

猫は好きだけど。
化け猫の類は嫌いじゃないけど。


・・・でも。でも。。。


こういう洋モノの化け猫(?)って気持ち悪い。
私の日本人としてのDNAがねー、拒絶反応起こす。
行灯(あんどん)の油舐める化け猫も、鬼太郎の猫娘もすんなり受け入れられるが、
あの猫メイクと、ぴっちりタイツにレッグウォーマーつけて尻尾ブラブラのコスチュームは、
なんだか無性にダメ。
あっ、キティちゃんは好きハートキティ



でも、Caryが「素晴らしいショーだ」って力説していたし、しゃーない、観るか。



実はDVD持っていた。
ミュージカル映画【CATS





このDVD以前から持っていたんだけれど、最後まで観ていなかったんだよね。

「なんかキモイ」という抵抗感もあったが、導入がつまらない。
猫の紹介を延々続ける。いつまでたってもストーリーが進まない。
・・・だから開始20分で挫折して放ってしまっていた。




今回は途中で眠くなっても最後まで観る覚悟で視聴開始グー



途中ウトウトしながらもなんとか前半をクリアーしたところで、
『娼婦猫グリザベラ』が登場。
俄然眠気が覚めた。


それまで登場した猫達もそれなりに魅力的だった。
猫というよりも、それぞれ人間ぽくて
「うんうん、こんな人生ってあるよね」とか
「こんな人知ってるわ」なんて頷きながら観ていた。


『娼婦猫グリザベラ』は字幕では「娼婦猫」という紹介はされてなかった。
今は老いたボロボロの猫だけれど、
昔は若さと美貌でさんざん男をたらしこんだ・・・みたいな表現をされていた。
他の猫達から疎んじられ、惨めな様相だった。



この猫が物語中盤、悲しげな面持ちで歌うのがお馴染みの名曲『Memory』。
『娼婦猫グリザベラ』演じるエレイン・ペイジが透き通るような声で唄いあげる。



ちゃんと聴いてみて、



マジ、こんなにいい曲だとは知らなかったよ!!(泣)




歌もエレイン・ペイジもすんばらしい!!




劇中で、娼婦猫グリザベラは2度「Memory」を歌う。
一度目の「Memory」は若くて美しかった頃の “記憶=Memory” を蘇らせて歌い、
二度目はこの世に記憶を置きとどめ、明日への希望(再生)を歌いあげる内容なんだよね。




その2回の「Memory」の間に長老猫のデュートロミーが
「The Moments of Happiness」って歌を歌うんだけれど、これもなかなかいい。
これによってグリザベラの意識が変わっていく。

The moments of happiness
We had the experience but missed the meaning
And approach to the meaning restores the experience
In a different form beyond any meaning

We can assign to happiness
The past experience revived in the meaning
Is not the experience of one life only
But of many generations
Not forgetting something that is probably quite ineffable


ある1匹の猫が経験した幸福は、その猫だけでなく
次の世代にも受け継がれていくものだ。って歌ってる。



や〜ん。スピ系好きな発想だよね(笑)


でも、お安い映画に仕上がっていない。結構感動する。





「Memory」の中で

Touch me
It's so easy to leave me
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ってグリザベラが歌い上げるところは泣けてきそうだった。

舞台全体が荘厳で清らかな雰囲気になって、そして
他の猫達はグリザベラを受け入れ、彼女は長老猫に導かれ、昇天・・・救済されるのである。




こういう娼婦猫が、むしろ他の猫に率先して(魂が)救済され・・・なんてあたりの展開は
いかにもキリスト教チックなんだけれど、あの歌を聴いちゃったら、
誰でも彼女を優先したくなると思うよ。うん。





ネットで観ていたら「どうしてグリザベラが選ばれた(救済された)のかわからない」って書いてる人がいたけれど、

それはただの馬鹿です。



グリザベラの歌を聴けばわかる。心で感じるんだよ。
(まぁ、確かにもうちょっとストーリーに説得力があっても良かったかな、とも思わないでもないが。)


それくらい『Memory』は良い曲だった。



おしまいニコッ



では。

 

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