未年


来年は未年(ひつじどし)。



【未】
漢字の成り立ちの解説。
(学研漢和大辞典より)


文字、上から順に、
甲骨文字:中国・殷(商)の時代に行われた漢字書体の一つで、知られる限り最古の漢字。亀甲獣骨文字、甲骨文ともいう。
金石文字:金属や石などに記された文字資料のこと。紙、布などに筆で書かれた文字に対し、刀剣、銅鏡、青銅器、仏像、石碑、墓碑などに刻出・鋳出・象嵌などの方法で表された文字を指す。土器や甲骨などの類に刻まれたものを含む場合もある。
篆文:広義には秦代より前に使用されていた書体全てを指すが、一般的には周末の金文を起源として、戦国時代に発達して整理され、公式書体とされた小篆とそれに関係する書体を指す。
楷書:漢字の書体の一つ。『手書き書体』。


木のまだのびきらない部分を描いた象形文字で、まだ・・・していないの意をあらわす。
妹(のびきらない小さい女きょうだい)
マイ(日のまだ出ない早朝)などと同系のことば。


動物の“ひつじ”とは関係ない。後に、覚えやすくするために動物の羊が割り当てられた。
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王維の詩


雑詩五首 其四 雑詩五首 其の四

君自故郷来  君は故郷より来たる
応知故郷事  応に故郷の事を知るべし
来日綺窻前  来たりし日 綺窻の前
寒梅着花未  寒梅は花を着けしや未だしや


あなたは 故郷からおいででしたの
でしたら 故郷のことはよくご存知でありましょう
故里くにを発つとき窓辺には
もう咲いていたでしょうか 梅の花は




この詩は遊女の口を借りた作品、とも言われている。
遊女は同郷のふりをして客に近づこうとしている。
江南の梅は北よりも早く咲くので、郷里を発たれたときには寒梅の花はもう咲いていたでしょうかと、
近づくきっかけをつくっている。






寒梅(かんばい)は花を着けしや未(いま)だしや

・・・う〜ん、よい響ききらきら





おとー(My Husband)に
「だから、なんなの?って詩だね」
と言われた。


そう。


その、なんなの?感がいいんだよ。漢詩って。






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おとーの今年一年振り返った所感。

西瓜をよく食べた夏でした。
来年移植したら、もっと食べられるようになるなーはーとと思っています。
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では。

良いお年をお迎え下さい。





 

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