ホメオパシーケース Lil-t.

 

 

Lil-t.(リリウム・ティグリヌム)はオニユリのレメディ。

20161130-4.jpg

(Wikiより)

 

 

昔、あるスピリチュアルヒーラーに「あなたはユリのレメディが合う」と言われたときは、告られたのかと思った。

そうではなくて普通のアドバイスだったんだけれど、「ユリが合う」なんて言われたら嬉しくて、

アドバイスに従い普通の一般的な白百合(“Lilium album” – Common white Lily)のレメディをわざわざ海外から取り寄せてみた。

ホメオパシーでユリのレメディっていったら一般的にはLil-t.(オニユリ)を指すのだが、絶対あなたはオニユリではない、と言われたのだ。

レメディを摂った夜は何故か眠りながらシクシク泣いていた。

なんだか感情が揺れ動いたのは確かだったんだけれど、他は何も変化がなかった(ような気がした)。

しばらく様子を見たのち「効いてないよ」とヒーラーに文句を言うと「効いてるよ」と譲らない。

一般人とヒーラーの言い争い程不毛なものはない。

 

「効いてる」も何も、主訴が癒えなきゃしょうがないじゃないかっ!!

 

以来、レメディ選択のアドバイスをスピ系ヒーラーに求めるのはやめた。

(昨日のようにポーテンシーについて『どうお?』って訊くのは私的にはアリ)

 

 

 

 

私の話はおわり。

 

 

変わって、知人の奥様の話。

 

 

 

頭の奥・・・芯(脳幹のあたり、と表現している)の痛みが、もう何年もあらゆる手技系セラピーを受けても取れないという相談だった。

5年ぶりぐらいにご夫婦にお会いして、その前は3回程お会いしている。

美人でしっかり者の奥様。

「何のレメディが合うと思う?」とホメオパシースクール同級生のご主人さんに度々訊かれていたけれど、

セッションしたわけじゃなし、さっぱりわからないままだった。

 

ユングのエレメント分析でいくと、この奥様は、

上位に「火」と「水」がくる。そして「空気」と「地」が下位だろう。

一番上に「火」がくるなら蛇のLach.(ラケシス)、「水」だったらマチン科のIgn.(イグナシア)。

どちらも悪くないけれど違うだろうな、と思っていた。第三候補はPlat.(プラチナ)かな。でも違う。

(↑あくまで主要35レメディーで分析しようとする場合)

 

その後、電話で御主人と話すことがあった。

 

「うちの奥さん、『私は障害を持った子どもを産むってわかっていた』って言うんだ」と電話口で彼が言う。

娘さんは障害を持ってる。

私はハッとしてMM(マテリアメディカ)のSYMPTOMSのある箇所が思い浮かんだ。

 

 

M - PENANCE(精神症状 - 懺悔・罪ほろぼし)

・“Delusion being doomed to expiate her sins and those of her family.”

(彼女自身や家族の罪の償いをするように自分の運命は定められている)

 

 

 

MM(マテリアメディカ)やレパートリーにある、宗教チックなニュアンスをどう解釈し実践で使いこなすかでは悩む。

日本は、ホメオパシーが発展した欧米とは宗教の土台が全く違う。

上記のSYMPTOMもモロ宗教チックな内容だし、

他にも単語だけでいうと「guilty(罪悪感)」は突きつめていくと原罪までいってしまう言葉だし、

Anac.で有名な「TWO WILL(二つの意思)」「FEELING OF SEPARATION(分かれた感覚)」も一神教であり心身二元論を持つキリスト教の世界でしか通じないニュアンスの言葉。

 

だから、私は宗教の香りがする言葉は日本人のクライアント分析には一切使わないようにしている(勿論外国人のクライアントは経験したことない)。

と、それから性的な言葉も避けている。

よく、あるレメディの説明で「過剰な性欲」とあったりするけれど、

フィリップ・ベイリー氏は著書の中で、宗教的性の抑圧が強かった当時(ホメオパシーが確立された時代)はともかく、

それらの言葉を現代においてそのまま分析に使用するのは云々・・・と否定気味に述べている。

それに「古来、日本人は少なくとも欧米人よりは性におおらかであった」と、去年春画展を観に行って私は感じたしね。

日本人のDNAにはそう刻み込まれていると思うんだよねー。

 

 

 

 

 

 

 

 

さてさて、とここで、Lil-t.なのだが、

このレメディの特徴はなんといっても

 

私が避けている 宗教性 と 性欲 の二つとされている。

 

この二つが大きく前面で出てきているせいで、全体像に合わせて処方するという形では

日本ではおそらく使用されることが少なかったのではないだろうか。

 

 

 

しかしLil-t.が「修道女のレメディ」とはよくいったもので、

私は知人の奥様から感じた印象と障害児の娘さんに対しての思い(決して悲劇のヒロインとしてではなく、まるで当然のごとくすすんで試練(といっていいのかな)を運命として受け入れ人生を歩んで行こうとする、といったニュアンス)を聞いて、

このレメディでイケると確信した。

 

ご主人にさらに細かく奥様の身体症状を尋ねると「そういえば、心臓をギュッとつかまれるような感覚がある、って言っていたな」とも言う。Chest - Constriction - Heart - grasping sensation: Lil-t.は2点。

出産後すぐに仕事に復帰していたのは知っていたし、本人の話しぶりから仕事面でかなりのやり手だと感じ取れる。

対峙していて熱感もあったしLil-t.で間違いないだろう。

 

すぐにLil-t.200cを数粒郵送。

 

 

大当たり連絡があった。

「心臓を掴まれる感覚は消えたし、頭の痛みも消えた。肩こりがあるけれど大分いいよ」とのこと。

あと数回リピート、もしくは様子見でもいいんじゃないか、って程。

 

「1M試してみる?」とご主人に訊くと「うん♪」と嬉しそうな声。

Mindは健全な方なので高ポーテンシーは必要はないんだろうけれど(笑)

 

 

 

おおむね一丁上がり、で一件落着〜。

 

 

では。

 

 

 

 

 


コメント
宗教性
は日本人に合わなさそうにかんじますが
ミッション系スクールなどキリスト教となじみのある教育環境、海外留学、ホームスティ経験によって海外の素養のあるクライアントには案外、該当するのやもしれないです。
あと、個人の思い癖とか。これって前世から想念体として引き継いでることがあると思います。
そう考えると確率的に存在数が少なくてもあたるときにはあたります。
私もホメオパスにかかりましたが、この職業ってあらゆることを吸収キャッチし知識知恵分析として活用できないとクライアントの全体像をみおとしますね。
何よりも”人をみる”ことがどういうことなのか理解できていなれなければ務まらない気がします。
  • 通りすがり人
  • 2018/05/09 11:31 PM
はじめまして。通りすがりさん。
先日、ちょうど帰国子女の方でこのレメディによく反応された方がいらっしゃいました。
海外のMMはキリスト教圏で出来上がったものですから、日本人に照らし合わせて考えると難しいと思うことが多いですね。
  • とりあたま
  • 2018/05/10 9:19 PM
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