トリカブト(附子と烏頭)

 

 

ブリの煮つけ。最近はブリはずーっと“焼くだけ”の調理方法だったので反省して今回は少し手を加えた。これが意外に美味くてドビックリ ヽ(゚ω゚ゞ). 又作ろー。魚の煮つけ(特に青魚)にはオイスターソースを少し入れるとコクが出るよ。

20190413ブリの煮つけ

 

刺身コンニャクに柚子の皮と味醂を入れて煮つめた味噌をかけて。

20190413刺身コンニャクとお漬物

 

キャベツとニラ等の和風サラダ。残っていたちりめん干しを投入。

20190413キャベツとニラのサラダ

 

 

 

 

熟成したバナナの消費の為に、全粒粉小麦粉と豆乳につぶしたジュクジュクのバナナを加えてパンケーキにした。冷蔵庫に眠っていたココナッツオイルの消費もかねて(笑)
これ、昨日と今日のランチです。蜂蜜をかけるつもりだったけれど、充分甘くて必要なかった。

20190413パンケーキ

 

 

 

ももこすずこももこは6月、すずこは5月生まれの8歳。二匹はサイコシス(ももちゃんがMed.、すっちゃんがPuls.)。

20190413ももことすずこ

 

 

 

 

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トリカブトの根から神経障害性疼痛抑える成分発見 治療薬に期待

4/12(金) 10:12配信

 

20190413トリカブト

 

 

名古屋市立大の牧野利明教授(生薬学)のグループが、神経の損傷で起きる慢性的な激しい痛み「神経障害性疼痛(とうつう)」を抑える化合物を、毒草で知られるトリカブトの根から発見した。より効果的な治療薬の開発につながることが期待され、8日付の国際学会誌(電子版)に掲載された。

 

神経障害性疼痛は、切り傷や抗がん剤の副作用などで神経が傷付けられると発症し、ドアノブに触れるだけでも激しい痛みを感じる。国内で患者は600万人以上と推計される。モルヒネなど既存の鎮痛薬が効きにくく、効果的な治療薬が求められている。

 

牧野教授のグループは、鎮痛薬の一つとして知られる、トリカブトの根を加熱減毒処理した市販生薬「加工ブシ」に注目。これまでの動物実験で神経障害性疼痛に有効とのデータはあったものの、どの成分が作用しているのか不明だった。

 

今回、マウスを用いた実験で加工ブシに含まれる化合物「ネオリン」により、神経障害性疼痛が改善することが判明。抗がん剤の成分を注射して疼痛を起こしたマウスにネオリンを加えると、数日で改善傾向を示したという。

 

トリカブトは株によってネオリン含量にばらつきがあり、その要因は分かっていない。牧野教授は「有効成分が分かったので、含有量の多いトリカブトを見つけ、より効果的な治療薬を作りたい」と話している。

 

 

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ホメオパシーでも『アコナイト(Acon.)』といってトリカブトが原料のレメディがある。
風邪の引き始めとか、何かショックなことを受けた時等、
中医学でいうところの “邪を感受した時” に効能を発揮する、というのは私の持論。

 

今日はホメオパシーは置いておいて、せっかくだから中薬学の面から攻めてみようかと。。。

 

 

 

 

 

 

トリカブトは日本では附子(ぶし)という名で知られているが、
附子はトリカブトの側根(傍生の子根)で、主根(母根)の方を烏頭(うず)といって、
この記事のトリカブトの根の掲載写真は、おそらく「主根(母根)」の方だと推察される。
トリカブトの側根(附子)と主根(烏頭)では効能が違ってくる。
(あっ、ホメオパシーではトリカブトの開花時の全草を用います)

 

 

 

 

以下、東洋学術出版の中薬学の本より『烏頭』について抜粋。

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附子に似ており、表の風邪を散じ裏の寒湿を除くが、補陽の力は附子に及ばず、祛風痛痺の効能に勝っているので、「附子は逐寒し、烏頭は祛風す」と言われる。
風寒湿痺の酸痛麻木・腹部冷痛・疝痛・陰疽などに用いる。

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漢方の原料で『附子』はよく見かける。
附子は『回陽救逆』『補火助陽』『散寒止痛』に効能があり、
烏頭は『回陽救逆』『補火助陽』の面では附子に劣るが、
『散寒止痛』『祛風痛痺』は附子よりも効果が強いとされている。

 

 

簡単に言っちゃうと、
烏頭は、弱った陽気を回復させる作用は附子に劣るが、
風寒湿痺による疼痛しびれ感に対する作用を得意とするのです。

 

 

 

 

 

この上の記事の掲載写真はトリカブトの主根(烏頭)と思われるので、
「神経障害性疼痛(とうつう)」に効果があり、とされるのも頷けるものなのでした。
(*・ω・)*-ω-)*・ω・)*-ω-)ウンウン.

 

 

 

 

 

ネットで色々検索していたら、
アスゲン製薬株式会社というところのHPの『附子について その1』に、
『附子は子根、烏頭は母根となっている文献もありますが一般的に減毒していないものを烏頭、減毒しているもの附子という場合が多いと思われます。附子はトリカブトの塊根で子根が成長した後冬に最終したもの、烏頭はトリカブトが成長する前、春に採集したもの天雄はトリカブトの塊根で細長く子根を有していないものという文献もあります』
とあって、そのあたりは実際のところどうなんだろー?とは思うけれど、
採取時期に関しては効能作用に確かに影響あるでしょうし、
きっと今後の研究で色々解明されていくであろうことに期待したいです。

 

 

 

 

 

 

 

痛いのは辛いよね。

 

この治療薬が早く実用化されますように。

 

 

 

では。

 

 

 

 

 


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